第八話 視線

 
唯女王様は、口調は優しいのですが・・・
目と雰囲気で完全に制圧されていました。

目は口ほどにモノを言う言葉がありますが、
「もしかして私のことが嫌いになったのではないか・・・」と
パニックに陥るぐらいの目力でした。

常に唯女王様の目を見るように言われるのですが、
怖いところと・・・恥ずかしいところがあり・・・
なかなか目を見ることが出来ません。

「目を見なさい。」と唯女王様に言われれば言われると
どんどん目が見れなくなります。

そして、また怒られる・・・

でも、見れない・・・

回数が増えれば触れるほど見れなくなっていきます。

唯女王様の視線だけで、心が縛られていく感じでした・・・