第十話 感謝

 
初めてのプレイが終わり、
「お疲れ様~」といつもの唯ちゃんに戻っていた。

「お・・・お疲れ様でした。」と言うと、
「もう、終わったでしょ~切替切替~」と唯ちゃん。

「だって、ほんとに怖かったし、もしかして嫌いなのか~なんて
思うぐらいの迫力だったし・・・」

「アドバイス貰ってたでしょ~SMするなら真面目にするって。
だから真面目にやったんだよ~
私以外の女性も嫌いな人とはSMはしないと思う。今日やって思った。」と唯ちゃん。

「正直、ギャップに驚き、パニックだったし・・・」

「それはわかってたよ~最初が肝心だから一気にいこうと思ったの。
だから、すぐ私の言うことには素直に従うな~と感じたし。」と唯ちゃん。

「正直、唯ちゃんに逆らおうという気持ちなんて全くありません。」

と話すと笑顔の唯ちゃん。

そこから色々と話す中で、唯ちゃんがこの日のために、
動画を見て、ネットで情報を集めて勉強してくれていたことを知り、
私自身の甘さを反省し、次は唯ちゃんのために頑張るぞ!と決めた。

そして、唯ちゃんの愛を感じ、本当に感謝した瞬間でもありました。