ひとりごとセレクション

今までのコラムの一部

SMには飴と鞭

 
SMは支配と服従の世界ですが、
鞭や強制ばかりを与え続けると、支配者の言うとおりになっていき、
命令等には従順に従うようになっていきます。
しかし、その副作用として考えることを止めてしまいます。
頭が思考停止となるわけですが、思考停止すれば人は堕落します。
堕落するということは成長も止まります。

今まで出来ていたことも出来なくなったり、気力も失われることになります。
人によっては、そこから憎悪や逆心へ転嫁する場合もあります。

歴史は証明するという言葉もあるように、
過去の植民地の国では、強制を受け続けた結果、
気力を失った人たち、そして戦いを挑んだ人たちがいます。
一旦収まったとしても、また立ち上がって戦いを挑みます。

ある大河ドラマで、「領民統治は民に苦しいことばかりさぜず、
だからといって楽にもさせず、きっちり年貢は取る。
これが領主たる心得です。」というフレーズがありました。
まさにこれかなと思います。

主従関係は、飴と鞭の使い分けが重要ということですね。

関りを通じて、人の心は突然どう変わるかわかりませんし、読み切れないものです。
最初はお互い納得していても、時の流れとともに変化していきます。

人の心は移り変わる中で、主従関係を保つためには、
飴と鞭の使い分けが大切ということだということなのかもしれません。

性癖も個性
SMに心理学は不要
SMには飴と鞭
SMに愛・・・
男と女の価値観