第十九話 言動

 
プレイが始まると、そこは唯女王様のお城・・・
唯女王様が法律であり、崇拝する存在。
第何話でも書きましたが、SMのときはSEXをしません。
そして、私の白い液体も出しません。
唯女王様が、「お前は、私の城にお前の臭いにおいを充満させる気?」と言われてから、
一切言えなくなってしまいました・・・

空間を大事にしていたのですが、
SMが終わっても、うかつな言動には注意しましょうというお話。

SMが終わった後、2人で余韻に浸っている時のこと、
私が「もし、唯ちゃん以外にSMしたらどうする?」と言った瞬間、
唯ちゃんの目ではなく、唯女王様の目に変わり、
エナメルグローブの上から、首を挟まれ、
「お前、死にたいの?」と低い声で話されます・・・
「私からのルール覚えてるよね?」
「唯女王様のことを見つめ、唯女王様のことだけを考え、他の女性に尻尾を振らない。です。」
「お前が言ったこと、このルールを破るということよね。」と言われ・・・

私の中では、「やってしまった。」と思っても後の祭り・・・
唯女王様が、「はい、四つん這い」と言われ、
完全にスイッチいれてしまったと思い、唯女王様の目の前で素直に四つん這いになります。

唯女王様が足を背中に乗せ、真ん中に灰皿を載せて煙草を吸われます。
「もしかたら、煙草の灰が背中につくかもしれないけど、その時はごめんね。
少し火傷するぐらいだし。」と完全に怒っています。

「唯女王様お許しください。」というと、
「机はしゃべらないでしょ。」とお尻を叩かれます。

吸い終わるころに、
「別に灰皿で消さなくても、机で消せばいいか」と言って、
煙草をお尻に近づけてくるのがわかります。お尻が熱くなってきます。

「唯女王様、二度と失礼なことは言いませんので、今回だけはお許しください。」
とお願いします。

お尻が熱い状況が少し続き、
「今回だけは許してあげるけど、次言ったら本当に痕残すからね。」
と言って煙草を消します。

助かった反面、唯女王様に謝りました・・・
そして、SMのあとは一緒に寝るのですが、
その日は唯ちゃんがベットで寝て、私はソファーで寝ることになりました。

これ以来、うかつな発言をしなくなったのは言うまでもありません。