第六話 挨拶

 
初めての挨拶する時のお話・・・

唯女王様から、「ご挨拶は?」と言われ、
「唯女王様、唯女王様の下僕としてご自由にお使いください。
本日はよろしくお願いします。」と声を出す。

沈黙が数秒・・・突然私の頭に何か乗ってくる。
唯女王様の足だった。

「ご挨拶は頭を地面につけて・・・やり直し」
足が頭に乗ったまま先ほどの言葉を言う・・・

沈黙・・・

頭から足を下ろされ「顔を上げて・・・」
顔を上げて、唯女王様と目の合う瞬間、ビンタが飛ぶ。
「挨拶ぐらいきちんとしなさい。今度はビンタじゃなくて・・・」
と冷たい目で騎乗鞭を頬に充てる。

数分前の状況と今の状況とのギャップに完全パニック。
声にもならない声で
「も・・申し訳ありませんでした。」と言うのが限界。

私が全然気持ちが切り替わってなかったのが原因ですが、
完全にビビってしまいました・・・

最初の段階で、唯女王様に完全に支配されていました・・・