第十四話 煙草

 
普段の唯ちゃんは煙草を吸いませんが、
唯女王様の時は煙草を吸われます。

四隅ランニングを終えてから、
指で煙草の合図をされると煙草を用意し火をつけ、
灰皿を唯女王様の灰の落としやすい位置に両手で持ちます。

煙草を吸いながら何か考えているご様子。
いつも私と反対側の方を向かれるのですが、油断していると、
「ほら、集中しなさい。」と言われます。

ハッと気づき唯女王様を見つめることに集中します。

唯女王様の煙草を吸う姿は色っぽく、そして格好いい。
その姿にどんどん吸い込まれていく感じです。

回数を重ねるごとに、唯ちゃんではなく、
プレイが始まった瞬間から唯女王様として見ているので、
今日の内容はどうなるのか、少しんドキドキと不安が入り混じる時間です。

数分間の沈黙・・・
静寂が部屋に流れます・・・
しかし、少し緊張感のある空気感・・・

そして、煙草を吸い終わり、
「ほら、行くよ。」と言われて本格的に始まります。

唯女王様は何も言いませんが、
私を休憩させるために作ってくれた時間だと思うので、
そういう気持ちが嬉しく、ますます引き込まれていくのでした・・